女性に多いのが便秘です。

　便秘では、大腸菌などの悪玉菌が繁殖し、腸内環境が悪化した状態となっています。大腸菌などの悪玉菌は、その栄養源として、未消化のタンパク質や脂肪分を好みます。ですので、便秘になりますと、未消化のタンパク質が異常発酵し、副産物として、多量のアンモニアが生成することになります。便秘の女性ほど、疲労臭が強いのは、この理由によるものです。

　働く女性の便秘で困ったことの中には、

�@1週間排便がないと顔中吹き出物だらけ、
�A下腹部がポッコリ出て、服が入らない、
�B下腹部の張りや痛みで座っているのも辛い時があり、また、イライラする、
�Cトイレで30分以上苦しんで、鳥肌、脂汗、吐き気がある、
�D体が重くなり頭痛がする、
�E便が硬くて、排便のたびに出血する、
�Fガスが溜まり過ぎて、人前でおならをこらえるのが辛く、仕事に集中できない、
�G便秘薬を飲んだ翌日は、1日中トイレ通いで、外出できない、などがあります。

　また、せっかく便意をもよおしても、会議中や外出時などのため、トイレにいけなかった人は87.9%もいて、トイレを我慢したために、便秘が一層悪化する女性もたくさんおられます。

　このように、便秘は、働く女性にとって、健康における主たる悩みとなっています。

　働く女性の三大不調は、「便秘」、「肩こり」、「目の疲れ」であるといわれています。その他、「冷え性」、「頭痛」、「生理の悩み」を加えますと、働く女性の六大不調となります。働く女性を対象に調査した結果では、「便秘」または「便秘気味」と答えた人は53.3%、しかも、排便が「3日以上」ない人が、実に66.3%にも上る結果がでています。